ムダ毛の処理をするなら、除毛クリームがオススメだ。
肌表面を傷付けることなく、簡単に美肌を手に入れられる。
本記事では、除毛クリームの効果と仕組みについて解説していく。
また、除毛クリームを選び方や使用上の注意についても知っておこう。
【この記事でわかること】
- 除毛クリームの仕組みは「毛を溶かしている」
- 除毛クリームの選び方は2種類「部位」か「成分」か
- 肌荒れする原因は、除毛クリームの使い方が間違っている
▼除毛クリームの使い方を知りたい方はこちらをチェック。
除毛クリームの仕組みとは?脱毛とどう違う?
除毛クリームとは、ムダ毛を除去するケアアイテムのこと。
人の体毛は、たんぱく質(ケラチン)でできている。
除毛クリームはアルカリ剤(チオグリコール酸カルシウム)によって、体毛を溶かしてムダ毛を処理する仕組みだ。
一方で脱毛は、毛根から体毛を抜くケアのことを指す。
医療機関のレーザー脱毛やニードル脱毛が有名だろう。
また、ワックスやピンセットを使って”毛を抜く”行為も脱毛に含まれる。
ムダ毛処理において、ツルツルになりすぎるのは…と懸念する方もいるだろう。
施術後に毛が生えない脱毛と違い、除毛は一定期間を過ぎると再び毛が生えてくる。
ツルツルになりすぎることがないので、初心者でも気軽に試せるのだ。
「脱毛クリーム」と「除毛クリーム」は同じもの
「脱毛クリーム」は、除毛クリームと同じ効果を持つアイテムだ。
あくまでも表面の体毛を溶かすだけなので、脱毛のように毛根からムダ毛をなくせるワケではないので要注意。
完ぺきにツルツルにしたいなら、専門機関やサロンで脱毛をするべきだろう。
除毛クリームのメリット
除毛クリームの最大のメリットは、手軽にムダ毛の処理ができることだ。
自己処理なので、脱毛サロンやクリニックを予約する手間や移動時間、施術期間がかかることはない。
また除毛クリーム自体はドラッグストアですぐに入手できる。
2,000~3,000円程度とリーズナブルで、コストがかからないのもポイントだ。
他にも下記のようなメリットがある。
- カミソリ負けによる肌のダメージがない
- 剃ったり抜いたりしないので、処理中に痛みがない
- 溶かされた毛先が丸く、除毛したあとの肌がキレイに見える
- 毛先が丸いので、毛が生えてきてもチクチクしない
ムダ毛処理なら、除毛クリームを使うと、お金と時間の節約になる。
だが、肌表面を傷つけることなく、ムダ毛も確実に処理してくれるのだ。
除毛クリームのデメリット
一方で除毛クリームは、少なからず肌に負担がかかるのがネック。
溶かして処理する除毛クリームは、毛と同じたんぱく質でできている肌にも多少なりともダメージを与えている。
体質や使い方によってかぶれ、湿疹、赤みなど、肌荒れの原因になりかねない。
また他の除毛クリームのデメリットは下記の通り。
- 刺激臭など、独特なニオイがある
- 時間が経つと毛が生えてくる(永久脱毛ではない)
- 商品によって使えない部位がある
(例:体用は顔の除毛には使えない など)
特に「永久脱毛ではない」という点は、しっかり抑えておこう。
市販のメンズ除毛クリームの選び方
除毛クリームを効果的に使うには、使用部位や肌質で選ぶのがベストだ。
下記2点に注目して、自分に合った除毛クリームを厳選しよう。
- 顔や体、VIOなど、使用部位でタイプや成分を使い分ける
- 保湿成分配合で低刺激の除毛クリームを選ぶ
除毛する部位ごとに専用クリームや成分を使い分ける
除毛したい部位ごとに除毛クリームを使い分けるのが大前提だ。
除毛クリームは、商品によって使用できる部位が違っている。
一般的な除毛クリームは、腕や足など体専用のアイテムがほとんど。
顔やVIOラインなど、敏感な部分のムダ毛を処理には使えないので要注意だ。
デリケートな部分を除毛する場合は、必ず「顔対応」「VIO対応」といった専用の除毛クリームを選ぼう。
また刺激の強さや成分、コスパなど、使用部位によって注目するべきポイントも異なる。
使用部位 | 選ぶポイント | おすすめの成分 |
---|---|---|
顔(髭) | 低刺激、保湿成分配合、無臭 | ・グリチルリチン酸2K ・ダイズエキス ・アロエエキス |
腕、足、脇 (すね毛) | 使いやすさ、コスパ重視 | ・チオグリコール酸カルシウム |
VIO、けつ毛 | 低刺激、除毛力 | ・アロエエキス ・サクラ葉抽出液 ・グリチルリチン酸 |
全顔や髭の除毛をする場合は、無臭のタイプまたは香り付きがベターだ。
除毛クリーム特有の”鼻にツンとくる”ような臭いを避けられる。
腕やすね毛は塗る範囲が広いので、容量が多い除毛クリームを選ぼう。
「除毛クリームが足りなくてムダ毛が残った」という事態を防ぐことができる。
VIOラインの肌は敏感かつ毛が太いため、除毛クリームも慎重に選ぶべきだ。
肌トラブルの回避を第一に考え、刺激の少ないタイプや保湿成分が含まれているクリームが望ましい。
保湿成分が配合されている商品を選ぶ
保湿成分が配合された除毛クリームを選ぶのも重要だ。
特に肌の弱いメンズは、配合成分にも注目して選ぶのがオススメだ。
下記の成分は、低刺激の除毛クリームによく使われている。
- ヒアルロン酸…肌の水分保持力を高める
- 植物由来成分…肌にハリとツヤを与え、保湿する
(アロエエキス、大豆エキスなど) - セラミド…肌へうるおいを与え、補修をする
- グリセリン…水分を抱え込んで肌に浸透する
除毛後の肌は敏感になっているので、乾燥や紫外線、摩擦などの外部刺激で肌荒れを起こしやすい。
保湿ケアを怠ると、毛穴が色素沈着を起こしてシミのように汚くなってしまうリスクもある。
つまり、保湿成分で除毛後のケアもできる商品がベストということ。
もちろん除毛後には、化粧水や保湿クリームでのスキンケアも欠かさないようにしよう。
除毛クリームを正しく使うための注意点4つ
除毛クリームは正しく使わなければ、肌荒れの原因になる。
下記の4つの注意点はしっかり守ろう。
- 必ずパッチテストをして、肌に異常がないか確認する
- 商品ごとに塗布後の放置時間を守る
- 長い毛を5mm以下に整えておく
- 除毛クリームを肌に強く擦り込まない
必ずパッチテストをする
除毛クリームを使う前には、パッチテストをするのが必須。
肌荒れを避けるために、除毛クリームが自分の肌に合っているのか確認しよう。
- 除毛したい箇所の一部分に、除毛クリームを10円玉サイズ塗る
- 除毛クリームを塗ったら5~10分放置する(※商品の指定時間に従う)
- 清潔なタオルやスポンジで、除毛クリームを拭き取る
- クリームの成分が肌に残らないように、ぬるま湯でやさしく洗い流す
- テスト後1~2日ほど肌の様子を見る
パッチテスト後、特に異常がなければそのまま除毛してOK。
ただし塗った直後や翌日以降にかゆみや赤み、腫れといった症状がでた場合は使用を控えるべきだ。
また症状が改善されないときは、すぐに皮膚科を受診しよう。
放置時間などの指定時間を守る
除毛クリームを塗った後の放置時間を必ず守るのも重要だ。
除毛クリームは長時間、放置すればより効果があるという訳ではない。
時間をかけるほど肌への負担も大きくなることを忘れないように。
一般的に放置時間は、5~10分程度が目安。
とはいえ商品ごとに放置時間は異なるので、説明書やパッケージに表記された指定時間を厳守してほしい。
除毛クリームは、肌の様子を確認しながら慎重に使用しよう。
除毛クリームを使うときは、換気にも要注意。
除毛クリームは毛を溶かすので、ツンとした特有のニオイが鼻をつく。
途中で気分が悪くならないように、窓を開けたり、換気扇を回して空気の入れ替えをしよう。
長い毛をカットしておく
あらかじめ長い毛をカットしておくのも、除毛クリームを上手に使うコツ。
すね毛や脇毛など、毛が長くなりやすい部分は、除毛クリームが浸透しにくい。
5mm程度に揃えておくのをおすすめする。
ただこの段階でカミソリを使うと、肌表面に目に見えない小さな傷がつく。
傷付いた肌に除毛クリームを使うと、肌荒れの原因になりかねない。
下準備には、ハサミを使って毛だけを短くカットするのがベストだ。
除毛クリームをゴシゴシ肌に擦り込まない
除毛クリームを肌に強く擦り込まないのも重要だ。
除毛クリームが毛穴に残ると、肌への負担も大きくなる。
そっと肌に乗せるように塗るだけでOKだ。
また除毛クリームを拭き取る際、ゴシゴシ擦るように拭き取るのはNG。
洗い流した後も摩擦を起こさず、やさしく拭うようにしよう。
メンズの除毛クリームに関するQ&A
Q1.薬局で売っている安い商品でも効果がある?
A1.薬局に売っている除毛クリームも十分に効果がある。
薬局に売っている除毛クリームにも、毛を溶かす成分「チオグリコール酸カルシウム」が含まれている。
購入する前には、使用できる部位を確認しておこう。
Q2.除毛クリームは男女の違いはある?女性用を使うのはあり?
A2.除毛力の差がある。女性用の除毛クリームを使ってもOK。
男性用と女性用の除毛クリームの違いは、除毛力の差にある。
体毛は男性ホルモンによって生成されるため、どうしても男性の体毛のほうが濃く・太くなりやすい。
だからこそメンズの除毛クリームは、女性用に比べると除毛力が強力なのだ。
ただ毛が細かったり、香り付きのクリームが良いなら、女性用の除毛クリームを使うのもアリだろう。
Q3.除毛クリームを使うと毛が濃くなるのはホント?
A3.除毛クリームを使っても毛が濃くなることはない。
ツルツルの肌から生え始めた毛が濃く見えるのが、ウワサの正体。
除毛した肌は白く見えやすいので、新しい毛が生えてくると目立ってしまうということはある。
ただ除毛クリームは剃ったり/抜いたりするのと比べて、処理中に刺激の少ないムダ毛処理方法だ。
しっかりとスキンケアをしながら使い続ければ毛穴も小さくなってくるので、徐々に気にならなくなっていくだろう。
Q4.アンダーヘアも処理してOK?
A4.VIO用の除毛クリームならOK。
アンダーヘアを処理するなら、必ずVIO専用のクリームを使うようにしよう。
保湿成分配合で、低刺激で肌荒れせず除毛できる。
陰部周辺は皮膚が薄く敏感なので、体用の除毛クリームは使用できないので要注意だ。
Q5.除毛クリームは使い続けると薄くなる?
A5.抑毛成分が含まれた除毛クリームなら薄くなる。
毛の成長を遅らせる成分が含まれていると、使用していく毎に毛が薄くなる可能性はある。
抑毛成分の代表として「大豆エキス」と「パイナップルエキス」だ。
この2つの成分が入っている除毛クリームなら、ムダ毛が薄くなることも期待できる。
とはいえ即効性はないので、長期間使い続けることが重要だ。
除毛クリームは、肌表面を傷付けることもなく、手軽にムダ毛の処理ができる。
処理中に痛みがほとんどなく、毛が生えてきてもチクチクしないのもうれしいポイントだ。ムダ毛の自己処理としては最適な方法と言えるだろう。
ただし、除毛クリームは体毛を溶かす仕組みになっているので、多少なりとも肌に負担がかかる。
「使用部位で専用クリームを使い分ける」「保湿成分配合の商品を選ぶ」など、自分の肌質と目的に合ったアイテムを選ぶようにしてほしい。
▼除毛クリームならレグノス除毛クリームがおすすめ。
肌にやさしく保湿成分もたっぷり。
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