「おでこはテカるのに、頬はカサカサ乾燥する…」
オイリーな部位と乾燥する部位が分かれて、スキンケアに困った経験はありませんか?
このようにTゾーン・Uゾーンで肌質が違う方は、混合肌である可能性大。
脂性肌・乾燥肌と勘違いして間違ったスキンケアをしている場合も多く、なかなか改善しづらいのがネックです。
この記事では、混合肌の原因と改善策を詳しく解説しています。
混合肌の見分け方も紹介しているので、ぜひ1度セルフチェックしてみてください。
正しいケア方法を知って、部分テカリやニキビのない素肌を手に入れましょう。
【この記事でわかること】
- 混合肌=乾燥+テカり!脂性肌・乾燥肌との見分け方をチェック
- 「外部刺激・乾燥・ホルモンの乱れ」が混合肌の主な原因
- 混合肌と上手に付き合うには、部位ごとにケアアイテムの使い分けが肝心
Contents
そもそも混合肌とは?メンズに多い?特徴をチェック
混合肌とは、乾燥している部分・皮脂が多く出る部分が混ざっている肌質のこと。
冒頭のとおり、額のテカり・頬やフェイスラインの乾燥が気になることが多いです。
さらに下記に当てはまる方は、混合肌である可能性が高いでしょう。
- 額・鼻のエリア(Tゾーン)がテカる
- あご・頬のエリア(Uゾーン)が乾燥する
- 毛穴が目立ちやすい
- ニキビや赤みなど、同じ場所に肌トラブルを起こしやすい
- 朝は乾燥し、夕方になるとベタつく
メンズに限らず、「日本人の多くは混合肌」とも言われています。
ただ複数の肌タイプの特徴が現れるので、脂性肌や乾燥肌と思い込んでいる方も少なくないのがネック。
肌質 | 特徴 |
混合肌 | Tゾーン(鼻や額)がテカル。Uゾーン(頬や顎、口元)がカサカサ |
オイリー肌 | 肌が全体的にテカる |
乾燥肌 | 肌が全体的にカサカサする |
混合肌と気づかず脂性肌・乾燥肌向けのケアをしていると、カサつきやニキビを悪化させかねません。
だからこそ、「まずは自分が混合肌かどうかを見分ける」のが大切です。
【混合肌の見分け方】洗顔後に肌タイプ診断をしてみよう
混合肌を見分けるには、洗顔後の肌状態をチェックするのがベスト。
【洗顔後の肌タイプ診断のやり方】
- 普段どおりに洗顔する
- 洗顔後に数十分ほど、スキンケアをせずに放置する
- 肌の状態によって肌タイプを診断する
→混合肌ならTゾーンだけベタつき、フェイスラインや目元がカサつく
「脂性肌なら顔全体のつっぱり感はなく、顔全体にベタつく」
「乾燥肌なら顔全体がつっぱって、目元や口元が乾燥する」
といった状態になります。
混合肌ならどちらの特徴も現れるので、部位ごとにじっくり観察してみましょう。
混合肌の原因3つ
混合肌になる原因は、大きく3つに分けられます。
- 季節の変わり目の寒暖差による肌の刺激
- 暴飲暴食や不規則な睡眠など、生活習慣の乱れによるホルモンバランスの乱れ
- 洗浄力の強すぎる洗顔料や保湿ケアをしないなど、間違ったスキンケア
寒暖差による外的刺激
一時的な混合肌の場合は、寒暖差による外的刺激が主な原因。
たとえば「冬は雪が降って外気の湿度が高い一方で、室内は暖房が効いていて乾燥している」というシーンはよくありますよね。
実はこのような寒暖差は、肌のバリア機能を低下させる大きな要因。
寒暖差によって肌が乾燥すると、紫外線やホコリなどの外的刺激をダイレクトに受けてしまいます。
肌の水分量や皮脂量が偏ったり、角質が傷ついたりすることで、部位によって肌の状態がバラバラになってしまうんですね。
また四季のある日本では春夏秋冬の変わり目で気温が上下することで、混合肌になる方も多いようです。
季節性の混合肌の場合は、保湿ケアをしっかり見直すことが大切ですよ。
ホルモンバランスの乱れ
生活習慣によるホルモンバランスの乱れも、男性の混合肌のよくある原因です。
- 外食が多く暴飲暴食をしがちだったり、肉料理ばかり食べたりする
- 仕事やプライベートで心身に大きなストレスがある
- 帰宅時間が不規則で睡眠時間が短い
など、男性は生活習慣が乱れやすい傾向があります。
不規則な生活を送っていると、肌の生まれ変わりを担うホルモンバランスが乱れがちに…。
一定の周期で排出される汚れた古い皮膚がたまり、乾燥や皮脂の過剰分泌を招きます。
混合肌の特徴の他に、「皮膚がゴワついている・触ると凹凸を感じる」という方は、ホルモンバランスの乱れを疑うべきでしょう。
間違ったスキンケア
間違ったスキンケアをしていると、混合肌になってしまうこともありえます。
混合肌は「皮脂が多く、水分量が少ない」状態。
特に男性はTゾーンのテカりから脂性肌と間違えやすいため、保湿不足になりやすいのがネック。
下記のように、皮脂を取りすぎている方は要注意です。
- 毎日3回以上など、過剰な頻度で顔を洗う
- 毎日のスクラブ入り洗顔料を使っている
- 化粧水や保湿クリームを全く使わない
乾燥している部分のカサつきが悪化するとインナードライになり、かえって皮脂の過剰分泌を招くという新たな問題にも発展しかねません。
「ベタつき・皮脂を取り除いているのに、肌がヒリつく」という方は、自分のスキンケを見直してみるのをおすすめします。
また「インナードライかもしれない…」と思った人は下記の記事を参考にしてみてください。
混合肌対策のおすすめは「スキンケアの改善」
混合肌を改善するためには、スキンケアの見直しが最優先になります。
スキンケアは、肌質によってケア方法も変わってくるので、まずは混合肌に必要なスキンケアを見直していきましょう。
「クレンジング」「洗顔」「化粧水・保湿クリーム」のそれぞれで紹介していきます。
クレンジングは洗浄力別に部位で使い分ける
皮脂が気になる方やメイクをする方は、ミルクタイプ・オイルタイプのクレンジングを使い分けるのがベスト。
- Tゾーン(おでこ~鼻)→オイルタイプ
- Uゾーン(フェイスライン~頬)→ミルクタイプ
先述の通り、肌タイプの混ざっている混合肌は部位によって皮脂量・水分が異なります。
皮脂の多いTゾーンは、毛穴詰まりによってニキビや黒ずみを引き起こしやすい部分。
洗浄力の強いオイルタイプで、しっかり皮脂汚れを落としてください。
一方で、Uゾーンは乾燥して敏感な部位が多いです。
低刺激で洗えるミルクタイプでしっとり仕上げることで、乾燥を防ぐといいでしょう。
このように部位によって受ける刺激の強さが違うので、それぞれの肌質にあった洗浄力で汚れを取り除くのが重要ですよ。
洗顔料は泡立ちの良いものを選び、洗い方に注意
混合肌の方は、泡立ちの良い洗顔料を選ぶのがベター。
キメの細かい泡になるほど毛穴の汚れをしっかりとってくれますよ。
また洗顔をするときは、洗い方が重要です。
特に皮脂詰まりしやすいTゾーンを、力をいれてゴシゴシ洗うのはNG。
手のひらを使って、3~5回くるくると円を描くように洗ってください。
もちろん乾燥して敏感になりやすいUゾーンも、泡でなでるようにやさしく洗うのが大切です。
化粧水・保湿クリームは「成分&テクスチャー」にこだわる
混合肌がスキンケアアイテムを選ぶときは、成分とテクスチャーに注目してください。
成分は、皮脂を抑える成分・高保湿成分を部位ごとに使い分けるのがベスト。
またたっぷり使っても不快でないテクスチャーを選ぶのも大切です。
【Tゾーン(おでこ~鼻)】
→テクスチャーが軽く、皮脂を抑える成分配合のもの
- ビタミンC誘導体
肌の皮脂バランスを整える。毛穴の広がりの改善にも効果的 - ビタミンC
ビタミンC誘導体と同様に、皮脂の分泌をコントロールしてバランスを整える - 収れん化粧水
組織や血管を縮める作用のある化粧水。毛穴を引き締めて皮脂量を減少させる
【Uゾーン(フェイスライン~頬)】
→しっとりとした重ためのテクスチャーで、高保湿成分配合のもの
- アミノ酸
肌に水分を含み、保持する - コラーゲン
肌の水分維持を整え、ハリや弾力をサポートする - ヒアルロン酸
肌の水分をキープしふっくらさせる。 - セラミド
皮脂膜の生成をサポートし、水分の蒸発を防ぐ
- プラセンタ
肌を柔らかくし保湿する - グリセリン
水分を抱えたまま肌へ浸透を促す - スクワラン
肌表面に膜を張り、角質層からの水分の蒸発を防ぐ
混合肌男子に関するQ&A
Q1.混合肌でもオールインワンケアでOK?
A.オールインワンでケアをするよりは、部分別に使い分けるのがベターです。
Q3.混合肌はどのような日焼け止めを購入すべき?
A.ベタつかず、さらっとしたテクスチャーの日焼け止めがオススメです。
混合肌はオイリーな部分とドライな部分があるので、なかなかケアが難しい肌質。
オールインワンでケアするよりは、肌質が安定するまで使い分けるのがベターです。
タイプや成分、洗い方を工夫して、刺激を与えないようにしてください。
【クレンジング】
- Tゾーン(おでこ~鼻)→オイルタイプ
- Uゾーン(フェイスライン~頬)→ミルクタイプ
【洗顔】
泡立ちの良い洗顔料で、泡でなでるように優しく洗う
→ベタつきの気になるTゾーンは、3~5回程度くるくる円を描くように笑う
【化粧水・保湿クリーム】
- Tゾーン
→テクスチャーが軽く、皮脂を抑える成分配合のもの
(ビタミンC誘導体、ビタミンC、収れん化粧水) - Uゾーン
→しっとりとした重ためのテクスチャーで、高保湿成分配合のもの
(アミノ酸、コラーゲン、セラミド、プラセンタなど)
もちろん脂性肌や乾燥肌としっかり見分けるのも、混合肌の悩み改善の第一歩。
まずは洗顔後の肌診断テストで、自分の肌質が混合肌かどうかを確かめてみてください。
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